Concept
コンセプト
Yadoya SAKANOUE
「自宅のように過ごせる宿」の
おもいを込めた宿名
宿家「やどや」坂の上
岩手県大船渡市にある宿屋です。建設業の重機オペレーターの仕事を通し、2011年に起きた東日本大震災の復興作業で大船渡に訪れました。数ヶ月の間、市内外の宿を転々としながら業務を行ううちに、「自宅のような宿があれば…」と思うようになったのです。
Great East Japan Earthquake
東日本大震災後の大船渡市は、いたるところに船が散乱し、目を覆いたくなるような惨状でした。
内陸の奥の方まで漁船が流され、どうやって海まで戻すかを考え、必死に取り組みました。クレーンで船を慎重に持ち上げ、運搬車を連結して巨大な船を海まで運びました。トレーラーを連結させるという考えは、現場での苦心の末、生まれたものでした。
船だけでなく、三陸の車両の運搬も行いました。「１分１秒でも早くこの街をもとの姿に戻す」その思いが、体を動かし続けました。
一番左が私です。数ヶ月間、仲間とともに大船渡市で寝泊まりをし、毎日復興作業をしてまいりました。
その後、ご縁があって宿泊業を始める話が持ち上がり、この宿を立ち上げることになりました。
宿のコンセプトは、先の理由から「ホテルや旅館のような雰囲気ではなく、まるで自宅に帰ってきたかのようなやさしい雰囲気」。宿づくりはその１点を心掛け、ゆったりのんびりと疲れを癒していただくのに適した宿と思っております。
大船渡の復興も進み観光の方々増え、活気溢れる町になりました。
夕食は、旬の三陸の海の幸を必ず一品入れてご提供いたします。長期滞在されるお客様も多いことから、カレーや揚げ物などご家庭でお馴染みの献立もバランスよく取り入れております。そんな女将の日替わりメニューは、お越し下さるお客様に好評をいただいております。
大船渡へお越しの際は、ぜひ一度お立ち寄りいただければ幸いです。
宿家 坂の上 オーナー 三上 芳夫
Message
“宿家坂の上”でごゆるりと。
ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。女将の佐々木です。
お仕事や観光で楽しんでこられたあとの疲れを癒すような、家庭的な宿を味わっていただけたら幸いです。電車や車でのアクセスも良く、長期滞在や団体での受け入れも可能です。今では顔なじみとなるお客様も増え、大変嬉しく思います。
「おかえり！」と温かくお迎えする気持ちを大切に、毎日元気で明るいところが私の取柄です。最近では、「女将は大船渡のお母さんだな！」とうれしいお声もいただくようになりました。旬の海鮮と自家栽培のお野菜をおいしくお召し上がりいただけるよう、真心込めてお作りいたします。大船渡でのご宿泊の際は、ぜひ当宿をご利用ください。
心よりお待ちしております。
宿家 坂の上 女将 佐々木 幸子
